どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!
急に寒くなってきましたね。
今回は昨年発売した越前和紙のぽち袋のご案内です。
越前和紙については、以前ご紹介していますので
よかったらそちらもご覧ください。
https://www.dentoyaakatsuki.com/post/女神が伝えた越前和紙
【ぽち袋の由来】
もともとは芸者さんや芸妓さん、旅館で働く方々に、お客さんが心付けを渡すときに使用されていたそうです。
「少しだけ」という意味の関西弁「ぽちっと」から「これっぽちですが…」という意味で
少しのお金を入れる小さなご祝儀袋のことを「ぽち袋」と呼ぶようになったそうです。
【お年玉】
今ではすっかりこのぽち袋にお金を入れたものを「お年玉」として贈るイメージですが、
元々はお金ではなく、お餅を贈っていたようです。
お正月は年神様をお迎えする行事であり、その年神様が帰られるタイミングで、
鏡餅を健康や豊作を願って分け与えるという風習がありました。
色々な説はあるようですが、家長が家族や奉公人に餅玉を配り、
それを「お年玉」と呼んだのが由来とされています。
数え歳もこの発想から来ています。
毎年元旦に、年神様から魂を分けてもらって一斉に年を取るとされたのです。
お年玉が現金になった由来は、江戸時代に商家が奉公人にお小遣いとしてあげていたなどが
始まりという説があります。
【ぽち袋のマナー】
さて、このぽち袋やお年玉にもマナーがありますのでご紹介しますね。
・年上、目上の人には贈らない
・入れる金額は1万円までが目安
・なるべく新札を用意する
・お札は顔を内側に三つ折りにする
・表書きはあってもなくてもいい
・裏の封もしてもしなくてもいい
なお、千円札、五千円札を綺麗に折る方法について動画でご紹介しています。 よかったらこちらもご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=HAyRIDSxF4A
何気ない風習になっている事柄にも由来やマナーがあるものですね。
なお越前和紙の封筒もお取り扱いしています。
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