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執筆者の写真伝統屋 暁

ぽち袋のマナー

更新日:2022年10月22日

どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!


急に寒くなってきましたね。

今回は昨年発売した越前和紙のぽち袋のご案内です。

越前和紙については、以前ご紹介していますので よかったらそちらもご覧ください。 https://www.dentoyaakatsuki.com/post/女神が伝えた越前和紙




【ぽち袋の由来】 もともとは芸者さんや芸妓さん、旅館で働く方々に、お客さんが心付けを渡すときに使用されていたそうです。 「少しだけ」という意味の関西弁「ぽちっと」から「これっぽちですが…」という意味で 少しのお金を入れる小さなご祝儀袋のことを「ぽち袋」と呼ぶようになったそうです。



【お年玉】 今ではすっかりこのぽち袋にお金を入れたものを「お年玉」として贈るイメージですが、 元々はお金ではなく、お餅を贈っていたようです。


お正月は年神様をお迎えする行事であり、その年神様が帰られるタイミングで、 鏡餅を健康や豊作を願って分け与えるという風習がありました。


色々な説はあるようですが、家長が家族や奉公人に餅玉を配り、 それを「お年玉」と呼んだのが由来とされています。 数え歳もこの発想から来ています。


毎年元旦に、年神様から魂を分けてもらって一斉に年を取るとされたのです。 お年玉が現金になった由来は、江戸時代に商家が奉公人にお小遣いとしてあげていたなどが 始まりという説があります。



【ぽち袋のマナー】 さて、このぽち袋やお年玉にもマナーがありますのでご紹介しますね。


・年上、目上の人には贈らない ・入れる金額は1万円までが目安 ・なるべく新札を用意する ・お札は顔を内側に三つ折りにする ・表書きはあってもなくてもいい ・裏の封もしてもしなくてもいい



なお、千円札、五千円札を綺麗に折る方法について動画でご紹介しています。 よかったらこちらもご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=HAyRIDSxF4A


何気ない風習になっている事柄にも由来やマナーがあるものですね。

なお越前和紙の封筒もお取り扱いしています。




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