どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!
2025年1月5日(日)より福岡市博物館にて委託販売させていただくこととなりました。この期間の展示は【国宝 刀 名物「圧切長谷部」】
圧切長谷部(へし切り長谷部)は日本刀の代表格ともいえる刀です。
「へし切り長谷部」刀剣乱舞無双で知られた方も多いのではないでしょうか?
第3部隊の隊長ですね。
<名刀「へし切り長谷部」>
「へし切り長谷部」は、日本刀を代表する名刀の一つで、織田信長、豊臣秀吉、黒田家といった歴史的な人物や出来事と深い関わりを持っています。
その名前は、織田信長が粗相をした茶坊主を成敗する際、膳棚ごと刀で「圧し斬った」逸話に由来しています。
この大胆な行為が刀の強靭さと鋭さを象徴し、名刀としての地位を確立するきっかけとなりました。
この刀は、南北朝時代の山城国(現在の京都府)の刀工、長谷部国重(はせべくにしげ)による作品とされています。
国重は、「正宗十哲」と称される優れた刀工の一人です。
刀身は、刃先だけでなく全体に焼きを入れる高度な技法「皆焼(ひたつら)」を用い、網目模様のような美しい地肌と特徴的な刃文(湾れ刃に小沸出来)を持ちます。
これは「相州伝」の伝統的な技法であり、国重の得意とするところでした。
元は大太刀として製作されましたが、磨り上げられて打刀となり、銘が消えたため、後世に本阿弥光徳(ほんあみこうとく)の金象嵌(きんぞうがん)が入っています。
黒田長政と「へし切り長谷部」
黒田長政(くろだながまさ)は「黒田官兵衛」(くろだかんべえ)の息子で、「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」に仕えた人物です。
「へし切り長谷部」は、黒田長政(くろだながまさ)の手を通じてその存在感をさらに増しました。関ヶ原の戦い」では、東軍を勝利に導き、福岡藩52万石の初代藩主となりました。
この刀は、黒田家の家宝として受け継がれ、戦国武将たちの戦いを象徴する歴史的遺物となっています。
実はこの黒田長政、危うく処刑されかかったこともあるのです。
父である黒田官兵衛が秀吉より「有岡城の戦い」で立てこもった荒木村重を説得するように
命じられた際、逆に荒木村重に捕縛されてしまいます。
それだ織田信長に伝わっておらず裏切ったと誤解されてしまい、息子の黒田長政に処刑が命じられたとか。
処刑を命じられた秀吉がためらっていた所にその役を買って出たのが竹中半兵衛(たけなかはんべえ)という人物。
この竹中半兵衛が機転をきかせて家臣の屋敷に匿い、別の人の首を差し出したそうです。
黒田父子はその後豊臣秀吉に仕え、秀吉は天下を統一します。
「へし切り長谷部」の現在
近年では、「へし切り長谷部」をはじめとする日本刀が、ゲームやアニメ、フィギュアなどの現代文化を通じて新しい世代に受け入れられています。
この名刀も、刀剣乱舞などの人気コンテンツで多くの人に親しまれ、日本刀文化の象徴的存在として再評価されています。
こうした現象は、伝統と現代の融合を象徴しており、日本の文化的財産の魅力を世界に広めるきっかけにもなっています。
ゲームで知られたと言う方もぜひ本物を見られてみてはいかがでしょうか?
日本刀は、国の武将たちが命を懸けて用いた実用的な武器であると同時に、匠の技が生み出した芸術品でもあります。
私も昨年は東京で日本刀を見てきましたが、このような展示会を通して、私たちは日本の歴史や文化の深み、そしてそれを未来に受け継ぐ意義を再認識することができるのではないかと思います。
伝統屋 暁は福岡市博物館のミュージアムショップにて日本刀の材料である「玉鋼アクセサリー」を委託販売します。
ぜひ、ミュージアムショップにお立ち寄りください。
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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。
和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。
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