どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!
先日予約受注した「干支の縁起物」は、おかげさまで完売しました!
ありがとうございました。
こちらは、世界で唯一の麦わら細工の編み技法のひとつ「大森細工」で作った麦わら細工です。
今回も「麦わら細工の店 晨」さんに制作をお願いしています。
【大森細工ってどんな技術?】
日本にはわら細工の伝統があり、麦わらの特徴に着目した珍しい細工物が江戸時代の中頃から江戸近郊の大森村で作始まりました。
麦で装飾品であったり、動物などのカタチをした玩具を作って、東海道を行き交う旅人たちに江戸土産として売られていました。
しかし一度は職人が途絶えてしまったと言われています。
その後、修善寺の晨(あした)二代目が右回りの菱形編みの復元をし、現在はその技術を用いて、二代目、三代目で様々な作品制作活動をされています。
編み目がひし形になる独特の技法で、とても美しい細工です。
もう途絶えないように受け継いでいきたいものですね。
伝統屋 暁としても、こういった伝統技術を広めていきたいという思いで活動をしています。
60年プロジェクトの干支の縁起物には、そういった想いも込めているのです。
【60年プロジェクト】
実はこの麦わら細工は毎年年末に次の年の分を予約販売し、60年で全部の種類が集まる【60年プロジェクト】です。
日本には十二支という風習があるのは、皆様もよくご存知かと思います。
昔から暦や方角などを表すのに使われてきました。
子(ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(うさぎ)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(いのしし)。
それとは別に十干(じっかん)というものがあり、古代中国に生まれた時間と空間をあらわすのに使用したものです。
やがて「木火土金水」の五行説と結びつき、5つを更に「兄(え)・弟(と)」に分けたものと対応させるようになりました。
木(甲乙)・火(丙丁)・土(戊己)・金(庚辛)・水(壬癸)のように二つずつ五行に配当され、日本では、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)と呼ばれます。
この2つを組み合わせかたが変わることによってその年の干支が決定。
十干十二支を「六十干支(ろくじっかんし)」と呼んだりもします。
10と12の組み合わせで60年で一周します。
還暦はこれに由来するもので干支が60年で1周して元に戻るから「還暦」なのです。
60年プロジェクトもこれにちなんで生まれました。
このプロジェクトは2023年分予約からスタートし、今回で3回目でした。
2025年は「乙巳(きのと・み)」です。
この年に期待されることや特徴は、様々な解釈がありますが、一般的な傾向として以下のようなことが言われています。
努力が実る年: 地道な努力が実を結び、安定した成長を遂げる年と言われています。
計画的に行動し、根気強く目標に向かって進むことで、大きな成果が期待できるでしょう。
変化と再生の年: 巳は蛇を意味し、脱皮を繰り返して成長する姿から、変化と再生の象徴とされています。
2025年は、古いものを捨てて新しいものを生み出す、変化の年となる可能性も。
余談ですが【巳】と【已】と【己】という漢字は似ていますよね!
「巳(み)は上に、已(すで)はなかばに、己(おのれ)は下に」という覚え方があるほか、四字熟語で「已己巳己(いこみき)」という言葉があるのをご存知でしょうか?
それぞれの字形が似ているところから「互いに似ているものをたとえていう言葉」だそうです。
「巳」は上まで達成していて「努力が実る年」なのも納得ですね。
みなさまの2025年が努力が実る素敵な年になりますように!
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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。
和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。
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