どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!
さて、今日は伝統屋 暁主催のイベントの告知です!!
8月10日(木)から8月16日(水)まで
「火縄銃の魅力」という火縄銃の展示会を静岡県富士宮市にて開催します。
この展示会では代表 佐野翔平所有の火縄銃を特別に公開します。
見ていただくだけでなく、実際に触れていただくことができます。
また13日11時からは「火縄銃の解説講座」を開催します。
火縄銃の射撃競技選手でもある代表が火縄銃の取り扱い方などをご説明します。
お茶とお菓子を食べながら聞いていただける講座になっております。
こちらにつきましては事前にチケットのご購入が必要となります。
(先着15名様限定)
ご購入はこちらからお願いします。
さて、ここからは「火縄銃」について少し書いてみたいと思います。
今の日本では、もちろん銃を作ることはできません。
現在残っているものは少なくとも150年以上前に作られたものなんです。
150年も前に当時の人々によって作られ、使われて
それを修理しながら大切に残されてきた…
そう考えると本当にすごいです。
今私達が使っているもので、途中修理をしたところで150年以上使えるものがどれだけあるでしょうか?
代表はいつも「火縄銃を撃った時の火薬の香りとか、感触は当時の人も同じものを感じていたと思うと感慨深い」と言いますが、たしかにこれだけ周りの環境が変わった中で、戦国時代と同じものを手にして使っているとは、まるでタイプスリップしているかのような感覚です。
当時の人に伝えてみたいです。
「あなたが手にしているその火縄銃、実は150年先に使っている人がいます。」と。
ここからは具体的に火縄銃の説明をしますね。
戦国時代、火縄銃の威力を理解し最も効率的に用いたのは「織田信長」。
「長篠の戦い」で大規模な火縄銃による攻撃を仕掛けています。
火縄銃が登場する前は、「刀・弓・槍」などが武器でした。
遠距離からも効果的に攻撃できる兵器の登場により、従来の戦術や陣形が大きく変化します。
騎馬戦術に頼る武将たちは、銃器による遠距離攻撃に対処する必要性を迫られました。
火縄銃の登場は、騎馬戦力の重要性を減少さたのです。
訓練や技術よりも人数を求められ、足軽(あしがる)と呼ばれる武士の身分ではない雇われた兵士が重要な存在となりました。従来の弓や刀に比べて短期間で訓練できる武器だったのです。
甲冑についても、今までのものでは対応できず変化していきました。
そしてさらには城郭も火縄銃の攻撃に対する防御が必要となったほか、
集団戦闘が主流になったため、狭い山城でなく、平城が増えていったそうです。
このように、火縄銃の登場が与えた影響は社会的にもとても大きかったことがわかります。
最初は輸入されていた火縄銃ですが、そのうち国内でも製造されるようになりました。
その結果、戦国時代は世界中で突出した規模の50万挺ほどを保有していたと言われています。
こんなに国産できたということは、日本の職人さんの技術の高さがよくわかりますね。
日本の各地に製造法が伝わり、さまざまな種類が開発された火縄銃。
その形状から「筒」と呼ばれ、場所名+筒で区別されています。
薩摩国で生産された火縄銃は「薩摩筒」堺の「堺筒」、国友の「国友筒」といった感じです。
また種類は通常の130cm程度の長さのもののほか、馬に乗りながら片手で撃てる「馬上筒(ばじょうづつ)」、懐に隠せる程の長さの「短筒(たんづつ)」大きい「大鉄砲(おおでっぽう)」などがあります。
火縄銃の部位についてはこんな名称がついています。
出典:佐野翔平officialblog
やがて火縄銃の改良が徳川幕府によって制限され、それからは大きく発展することはなかったそうです。
チラシ表面に火縄銃を上から写した写真を載せていますが(画像一番上)
江戸時代には銃身に蒔絵(まきえ)などの装飾を施すなど美術的な価値もあるものが造られたようです。
そういったところもポイントとして見ていただけたら嬉しいです。
伝統屋 暁では、日本に古くから伝わる技術や職人の技を継承すべく、色々な活動に取り組んでいます。
今回の展示会はそういった活動の一環でもあります。
入場無料ですので、ぜひこの機会に足をお運びください。
近くには富士山を望める「浅間大社」、またすぐ隣にはカフェもあり、観光も楽しんでいただけることと思います。
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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。
和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。
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