どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです！
ただいま委託販売をしている米沢市上杉博物館 の特別展「上杉景勝と関ヶ原合戦」が
もうすぐ終わってしまいます。
6月25日（日）までです！まだ間に合います！
以前、上杉景勝については触れましたので、今回は彼の父である上杉謙信ついて書いてみたいと思います。
上杉謙信は、自らを毘沙門天に重ねて生涯を僧として生きた人物です。
少年期からお寺で修行し、私利私欲にとらわれない「義」の人としてその人柄は多くの人々に称賛されています。
非常に高い正義感を持っており、権力を行使する際にも常に正義を重んじ、不正や不法な行為に対して厳しく取り締まりました。
軍配の構えや戦略においても、公平さを重視し、優れた判断力を持っていたそうです。
また、勇敢で大胆な行動力を持ち、数々の戦場でその武勇を示しました。
ときにはら先頭に立って敵陣に突入するなど、戦闘においては勇猛果敢な姿勢を見せました。
そして武人でありながら、学問や文化にも強い関心を抱いていました。茶道や和歌、能楽などの芸術にも精通しており、文化の振興にも尽力した人物です。
厳格な人物としても知られていますが、同時に家族や家臣たちに対して深い情愛を抱いており彼は家族や家臣団を大切にしたそうです。
その結果、忠誠心ある家臣団が形成され、謙信の統治を支えたと考えられています。
上杉謙信はカリスマ性があると感じたエピソードを見つけました。
上杉謙信自身の軍勢を率いて北条氏との戦闘を行っていたある日、謙信は敵の北条軍の陣地の前を通る必要がありました。
その時彼は甲冑を纏っていなかったにもかかわらず堂々と北条軍の眼前を通ったそうです。
これに対して家臣たちは驚きと心配を抱きましたが、謙信自身は平然としたそうです。
「私が力を持つ者であることは、彼らが知っているはずだ。だからこそ、彼らは私に危害を加えないのだ。」と述べたと言われています。
その結果北条軍は戦意喪失、城の包囲を解いて退却したそうです。
ちょっと信じがたいぐらいのエピソードです。
謙信は優れた戦術家でもあり、独自の戦術を展開しただけでなく、広い視野と柔軟な対応力を持っていたので、変化する状況に対して柔軟に対応し、自らの戦略や政策を修正することができ、そういった戦術的な柔軟性が彼の成功につながったと言われています。
厳しくも優しくもあった、賢く愛のある最強のリーダーですね。
自己鍛錬にも力を入れ、厳しい修行を積み、また出陣の際には、まず神仏に祈願文を奉ったりと精神性の高さも感じられます。
そのような父から学んだことを元に景勝や直江兼続もまた、米沢地域における政治や経済の発展にも努め、謙信が築いた基盤を受け継いで城郭の整備や治水事業、産業振興など米沢の繁栄を支えました。
「直江石堤（なおえいしだい）」は最上川の最上流部の松川の治水対策として作られた堤防です。
石で築かれたこの堤防は、長さ約2キロメートルに及び、川の両岸に設けられた石垣や土塁が連なっています。
また、堤防には櫓や櫓台が設けられ、兵士が配置されました。
これによって、敵の攻撃を防ぐだけでなく、藩の支配領域を守る要塞として機能したようです。
現在も長さ1.2kmにわたって石堤が残り「直江堤公園」として存在しています。
出典piterest
上杉博物館に行かれたら、立ち寄ってみられてはいかがでしょうか？
また、特別展に行かれた方へのおすすめグルメとしては、「米沢牛」「米沢らーめん」「郷土料理冷や汁」のほか、珍しいものでは「米沢鯉」「うこぎ」などがあります。
鯉を食べる歴史は古く、米沢城のお堀で育てたのが始まりといわれています。
最上川上流の雪国ならではの清く豊富な水で飼育され、泥臭さがないそうですよ！
「うこぎ」というのはウコギ科の植物で、米沢地方では古くから食用を兼ねた垣根として利用されていました。
いざという時のために垣根に使ったんですね。ここでもまた直江兼続の知恵を感じます。
新芽が美味しく切り和えやおひたしをはじめ天ぷらなどで食べるそうです。
うこぎ抹茶というものもありました。
上杉家ゆかりの地ですし、観光スポットもたくさんあります。
こちらから観光スポット、グルメ情報、お土産なども見ていただけます。
米沢観光ナビ
伝統屋 暁は博物館内のショップにて「玉鋼アクセサリー」を委託販売しています。
こちらもぜひご覧ください。
オンラインショップからご購入いただくこともできます。
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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。
和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。
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