どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!
現在、福岡市博物館にて玉鋼アクセサリーを委託販売させていただいています。
福岡市博物館では、1月5日〜2月5日までは国宝圧切長谷部(へし切り長谷部)が展示されています。
【へし切り長谷部】
圧切長谷部(へし切り長谷部)は日本刀の代表格とも言える刀です。
「へし切り長谷部」刀剣乱舞無双で知られた方も多いのではないでしょうか?
第3部隊の隊長ですね。
南北朝時代に山城(今の京都)の刀工である長谷部国重(はせべくにしげ)によって作られた打刀とされています。
切れ味抜群で、とても美しい刀のようです。
「へし切り長谷部」は織田信長が、自分へ無礼を働いた茶坊主を成敗した時、台所へ逃げて膳棚の下に隠れた所を棚ごと「へし切り」にしてしたことから名付けられたそうです。
かなりすごいですね!
その後豊臣秀吉の手を経て黒田長政(くろだながまさ)に伝承され、現在は福岡市博物館に所蔵されています。
黒田長政(くろだながまさ)は「黒田官兵衛」(くろだかんべえ)の息子で、「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」に仕えた人物です。
「関ヶ原の戦い」では東軍の徳川家康を勝利に導き、ついには52万石の領土を持つ初代福岡藩主になりました。
実はこの黒田長政、危うく処刑されかかったこともあるのです。
父である黒田官兵衛が秀吉より「有岡城の戦い」で立てこもった荒木村重を説得するように
命じられた際、逆に荒木村重に捕縛されてしまいます。
それだ織田信長に伝わっておらず裏切ったと誤解されてしまい、息子の黒田長政に処刑が命じられたとか。
処刑を命じられた秀吉がためらっていた所にその役を買って出たのが竹中半兵衛(たけなかはんべえ)という人物。
この竹中半兵衛が機転をきかせて家臣の屋敷に匿い、別の人の首を差し出したそうです。
黒田父子はその後豊臣秀吉に仕え、秀吉は天下を統一します。
「へし切り長谷部」は、刃先だけではなく刀身全体に焼きを入れた「皆焼(ひたつら)」という技法が用いられています。
南北朝時代の「相州伝」に観られる特徴的な刃文で、長谷部国重が得意としていたようです。
「へし切り長谷部」は、身幅は広く、重ねは薄く、反りは浅い刀に全体に網目のような模様が広がっていますが、なかなか高度な技術が必要な技法らしいです。
ぜひこの名刀を見に行ってみてください。
さて、現在静岡県富士市にて開催されている招福展は明日15日までとなりました。
寒い中イベント参加していただいた方もいらっしゃり、感謝しています。
ありがとうございました。
本日14日のみ販売をしていません。展示のみになります。
明日は販売もしますので、ご購入をご検討中の方はぜひご来場ください。
福岡市博物館ホームページ
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和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。
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