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執筆者の写真伝統屋 暁

「The HEROES展」代表と行ってきました

更新日:2022年10月22日

どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!


兵庫県立美術館「The HEROES展」代表と行ってきました!



まず建物と入口がかっこよかったです。

各展示会場で違うんでしょうね。





フォトスポットなんかもありました。



浮世絵は東京の「The HEROES展」で初めて浮世絵のことを調べてのですが、なかなかおもしろかったんです。


浮世絵にはディレクターのような人がいて、その指示に基づいて絵師が「版下絵」を描き、彫師(ほりし)が版を作るんです。

アーティストが絵を描く感覚とは全く違うものでした。

色も指定に基づいて1色ずつ塗っていくそうで、あの細かい絵柄をどのように指示をだしていたのか本当に不思議です。


浮世絵は歴史上の自分物を描いたり、伝説のようなものを描いたり、歌舞伎のポスターのようなものを描いたりと様々な種類があります。


今回は戦の様子や伝説のお話を元にした浮世絵が多かったです。


そんな中で、これなら私でも知っていた!というものがこちら。


「金太郎」です。

今回金太郎さん、たくさんいました!笑

そんな所もおもしろかったです。



そしてこちらは「浦島太郎」





あと、普通の展示の仕方だけでなくこんな展示もあって素敵でした。

浮世絵もこんな風に展示するとイメージ変わりますね。




さらに刀剣もあります。



こちらは「刀 無名 伝福岡一文字(ふくおかいちもんじ)」



福岡一文字派という刀工の一派は、備前国で、鎌倉時代初期から中期に栄えました。

後鳥羽上皇の御番鍛冶13名の御番鍛冶のうち7名がこの「福岡一文字派」の刀工だったそうです。



見ている途中に代表が「太刀は刃が下向きに、刀は上向きになるように置いて展示してあるんです」と教えてくれました。


太刀は元々馬に乗って使う刃を下にして腰帯にぶら下げるようにつけたので、展示も刃を下にして展示されるそうです。





太刀はその時代にあわせて長さや幅、反りなどを変化させながら発展しましたが、戦闘様式などに変化が起こり、不便を感じるようになったため室町時代ごろに「刀」が登場しました。



刀は帯にさして刃が上になるよう身につけます。

刃が上向きのほうが早く抜けるからだそうです。


というわけで、展示も身につけていた方向でされているんですね。


名前が彫られているものは刀の柄に隠れて見えない所にされていました。




ここに穴が開いていて柄と接着するためにあけられたんでしょうが、中にはたくさんの穴が開いているものもあって、これについて代表に聞いてみると

「刀身の長さや、拵えが変わった時にその柄に合わせるために開けなおした」ということでした。


代々色々な人に受け継いで大切に使われてきたんですね。




反りは叩いたりして形を作るのかと思ったら、そうではなくて焼入れ冷却時にグッと反ってくることによるそうです!

反りの曲率も一様ではなく刃先に行くほうが曲率が大きくなります。すごいですね。



調べてみると、この焼入れというのは強度を増すための作業で、ここから冷やす瞬間というのは熟練の職人さんの見極めが肝心だとか。


【刀剣ワールド】のYouTubeにて刀作りの様子をご覧いただけます。





あの反りの曲線と輝きが本当に美しい!

ぜひ実物を御覧ください。



そして、会場の出口あたりのショップに伝統屋 暁の玉鋼アクセサリーを置いていただいています!玉鋼の塊も見ていただくことができます。


(玉鋼アクセサリーシリーズはこちらからご覧いただけます。 https://www.dentoyaakatsuki.com/blank-7



この兵庫県立美術館は安藤忠雄さんの設計によるもので、建物自身がおもしろかったので

会場を出てからも美術館を楽しみました!


窓に映る空も綺麗でした。





おっきいりんごを手に乗せてみたい代表!笑


こちらに来る前に姫路城にも行きました。

次回は「現代の武士 姫路城に行く」をお届けします!



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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。

和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。


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