どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!
先日、NHKスペシャルで「玉鋼に挑む」という玉鋼の特殊が放映されました。
私自身、作り方などを読んだことはありましたが、映像で実際に見るとどんなに大変なのかがわかりました。
窯の下地を作るだけでなんと3日間!
そこから窯を作ってやっと作る工程に。
この粘土でできた窯に30分ごとに砂鉄と木炭を足して作っていくのですが、火の様子は5分も目を離すと変わってしまうそうです。
それにかかるのも3日間!
しかも単に入れればいいというものではなくて、大きさを変えたり、入れ方を変えたり、まるで窯と対話するかのように調整をしていくんです。
砂鉄は加熱されていくうちに「純度」があがって、底の方に落ちて固まってきます。
そうやってできた「鉧(けら)」と呼ばれる鉄の塊の中に、キラキラと光る玉鋼が出来るのですが、この出来具合は、途中の工程全てによるものなので、出来るまでわかりません。
昨年はあまり出来なかったとのこと。
窯の中の様子は目に見えないので、外から見える木炭の下がり具合や炎の様子などで判断するしかない世界。
まさに職人の技ですね。
今回も窯の下の部分で「ノロ」(砂鉄に含まれる不純物と炉壁内部が侵食されて炉外に排出されるもの)が詰まってしまったり、何回もトラブルがあり、職人さんの勘で修正していくのです。
毎日やっている作業なわけではなく、年に何度かのことで、こんな緊急な判断をするのは至難の技です。
↑ノロが出てきている様子
とてもじゃないけど練習でやってみるなんていうことはできませんし一発勝負です!
みなさん顔に火傷を負いながらの作業で、しかも作業は3日も絶え間なく続くので労働時間も30時間を超えたりしているのに、そんなことは感じないといった様子で炎を見つめていらっしゃいました。
「職人さんの顔」でした。
それでもディレクターさんが「顔やけどされていますか?」と聞くと「肌が柔らかいからね。たくさん仕事してるみたいで得じゃないですか」となんとも優しい表情をされるんですよね。
みなさんそんな感じで、ちょっと危機感を感じている時でも心にゆとりがあるというか…
経験の豊かさや、これだけの作業をチームでやりとげる一人一人の人間性みたいなものを感じました。
そしてやはりこの仕事への情熱と愛情。
いったいどうやってこんな工程を生み出したのか不思議なぐらい難易度が高い過酷な作業です。
最後はあんなに熱した窯を釜ごと壊していくんです。
驚きました!
どれだけ熱風を浴びながらの中の作業なんでしょうか…。
そうやって作った今年の玉鋼は去年よりもとてもいいものが出来たようです!!
ここまで見ると私もドキドキしていたのでホッとしました。
見ていただけの私でさえそうだったのですから、職人さんたちはどれだけかと思います。
素材を作るのにこんなにも大変なものが他にあるのでしょうか?
こんなに苦労して作った玉鋼はこれで完成ではなくて、そこからまた刀にするという工程を踏まないといけません。
ただ、「素材」だけど、とても綺麗です。
このNHK「玉鋼に挑む」の番組の中で、海外での日本刀の展示会の様子が写っていました。
「日本刀はなにから出来ているか知っているか」を聞いた時「宝石のような玉鋼でしょ」と答えた方がいましたが、本当に宝石のように輝いています。
見る角度によって違って見えます。
なので、伝統屋 暁の玉鋼アクセサリーはチャームの中で動くようにしたデザインが多いんです。球体にいれているデザインです。
オススメのデザインは球体に玉鋼が入っているものになります。
NHK「玉鋼に挑む」を5分にまとめたYoutubeはこちらです
いかがでしたでしょうか?
玉鋼はいわば古来からの技術と職人の力の結晶です。
伝統屋 暁では、アクセサリーとして身に付けることができるようにピアスやネックレスなどに玉鋼を封じ込めたものを取り扱っています。
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